2015年2月4日水曜日

カメムシを捕まえて捨てる方法 対策とコツ

冬場はほとんど虫はいないはずだが、カメムシは別格。雪が多い季節にカメムシは多いと言われるが、今年はたしかに多くないけれど、やっぱりいることはいる。

カメムシの問題はその臭い匂い。ヘコキムシというくらいで、服に染み付くと半日臭かったりする。カメムシを匂いを出さないように捕まえ、捨てる方法を伝授します。ずいぶん前に北海道のスキーペンションで教わった方法です。

方法は簡単で、ガムテープでそっと貼りつけすばやく二つ折りにしてカメムシの周囲をしっかり押さえつけて接着。あとはゴミ箱に捨てるだけ。

ネットを調べてみると、ちょっと値がはるが、市販の「カメムシ退治プラス忌避防除剤」のスプレーもあるそうだ。こちらは、もし大量に発生している場合には有効で、駆除だけでなく予防効果もある。殺すだけなら、「カメムシキンチョール」というのもある。

カメムシは暖かいところが好きなので、忌避剤を日の当たる南面の窓枠やドアのまわりなど進入経路にかけておけばよい。

ところで、カメムシの匂いは、胸の腹側の中脚と後脚の間にある「臭腺」とよばれる一対穴から出る。 匂いのする液体の正体はトランス-2-ヘキセナール(脂肪族アルデヒド)で、草刈りなどした後独特の匂いがあるが、あの成分と同じ。

最近、気づいたのだが、カメムシを踏みつぶしても匂いがしない。ということは、この匂い物質は分泌する直前に合成されるに違いない、カメムシにとっても、この匂いは強烈なようで、瓶の中にカメムシを入れ、刺激して臭いを出させたあと、蓋を閉めておくと、死んでしまうという。

カメムシのこの匂い物質は敵の攻撃など外部からの刺激を受けると分泌される。臭いの濃度が高いと逃避行動がおこり、他の虫に逃げなさいと知らせるらしい。それ以外にも少しだけ出して、集合フェロモンとして働くこともあるという。

日本にはいないが、吸血性のカメムシ(サシガメ)は、シャーガス病などの病気を媒介することもある。(以前のBlog参照ココ)。


カメムシ1




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