第87回米アカデミー賞の授賞式が、ハリウッドのドルビー・シアターで今日開かれた。作品賞に「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(↓)が選ばれた。
「バードマン」は、ヒーロー映画で昔人気を博した落ち目の俳優が、仕事も家族も失い、再起を賭けてブロードウェーの舞台に挑む姿を描いたブラックコメディー。
「バードマン」ならぬ、「バットマン」を昔演じて、今はおちぶれているマイケル・キートンが演じるところがブラックというわけ。
「バードマン」は作品賞のほか、監督賞、撮影賞、脚本賞と計4部門を制した。
主演男優賞をマイケル・キートンがとっていないところも、深い。
主演男優賞は宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士の半生を熱演した「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメインさん、主演女優賞は若年性アルツハイマーの主人公を演じた「アリスのままで」のジュリアン・ムーアさんが受賞した。
高畑勲監督の「かぐや姫の物語」、堤大介、ロバート・コンドウ共同監督の「ダム・キーパー」も選に漏れた。
予告編です