2015年2月22日日曜日

ボタン電池、幼児の誤飲に注意 もし飲み込んだら

ボタン電池を乳幼児が誤ってのみ込む事故が相次いでいる。消費者庁によると、子どものボタン電池の誤飲に関する事故が、平成 22 年4月から平成 26 年3月末までの間に 90 件以上あったという。

ボタン電池を飲み込むとどうなるかと、もし飲み込んだ場合の対策について整理してみた。

ボタン電池は、誤飲すると食道や胃にとどまり、 放電や化学反応の影響によってすぐに潰瘍ができて穴が開いてしま うことがあり、場合によっては死に至ることもあり非常に危険。鶏肉の上に置いた実験では、20分で電池の形の丸いくぼみができたという。

ボタン電池は、オモチャだけでなく、TVリモコンカセット、スイッチ、LEDライトなど子ども が簡単に手にできる様々な日用品に使われているので、誤飲事故が発生しやすい。

子供がそのようなものを分解して取り出すばかりでなく、交換して古い電池をそのままテーブルの上に置いておいてもあぶない。

もし万一飲み込んだ時には,急いで取り出す必要がある。子どもをうつぶせにしたり、下向きに抱えて背中をたたいて吐き出させる。完全に飲み込んでいる場合は、できるだけ早く内視鏡の使える小児外科のある施設に行くこと。

電池の種類が分かる場合は、どんな電池か、できれば同じ電池を同時に病院に持参すること。電池によって、処置が違うことがあるからだ。

今後、メーカーには電池が簡単に取り出せない構造にするなり、電池を取り出したときには電気が流れないようなしくみにするようお願いしたい。


ボタン電池









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