2015年11月26日木曜日

レイコップで殺菌はできない

昨年からブレークしているレイコップ。エイのような形をしている紫外線つきの布団専用のクリーナーだ(↓)。電気量販店に行くと、目立つところに置いてあり、新しい電化製品のカテゴリーを確立した感がある。最近、TVのCMで布団を除菌99.9%と宣伝しはじめた。

このCMを見た人は、ファブリーズがあるので、3~4万円もするクリーナーが必要かしら?と思うかもしれない。

以前にもこのBlogで書いたが(ココ)、ファブリーズで除菌はできても、殺菌はできない。除菌というのは、細菌を減らすことだが、細菌は20分で倍に増えるので、もし99.9%
除菌しても5.3時間後には元に戻る計算になる。殺菌(完全に菌をなくす)できなければ意味がないのだ。

以前に、レイコップについてもこのBlogで書いたことがあるが(ココ)、そのころのレイコップの売りは主にダニ退治だった。ファブリーズと同じ理由で、レイコップの除菌99.9%も意味がない数字。紫外線は波長が短いので布団の繊維の奥まで届くことはないので、もともとこの数値も問題だ。

ただ、ファブリーズのようにスプレーで湿気を布団に与えるのは、細菌やダニが増えやすい環境にするのに対し、レイコップは紫外線だけでなく熱風を当てながら吸引するのでダニ退治、ダニの死骸除去にも優れているので、ハウスダストやダニアレルギーにならないメリットは大きい。

一日の3分の1を布団と過ごすので、布団のケアーは大事。日光の下で時々干せば、レイコップは要らないが、これが大変な人には便利かも。


レイコップ


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