2018年6月13日水曜日

言葉のうんちく:「悪魔の証明」?



「悪魔の証明」というのはどういう意味でしょうか?

英語でも「devil's proof」と言い、中世ヨーロッパの法学者によるローマ法解釈において、所有権帰属の証明の困難性を比喩的に表現した言葉だそうです。

一般には、「在る」ことを証明するには、その存在を見せればよいだけですが、「無い」ことを証明するのはほとんどできない、という時に使います。

例えば、幽霊がいることはもし見つければその存在を証明できるが、存在しないことを証明するのは、宇宙の果てまで探さない限り証明できないわけです。

「森友学園」の国有地売却問題で、証人喚問に出た籠池氏の「昭恵夫人から100万円の寄付を受けた」という証言に対して、安倍首相が「寄付していないことを証明するのは、不可能で、悪魔の証明だ」と使いました。

「100万円を受けた」の証明責任は籠池氏にあるので、首相の論理は正しく、野党が国会で首相に証明しろといって時間を浪費するのはちょっと変。