2018年6月16日土曜日
「平均寿命」多くの人が勘違いしていること
日本人の平均寿命が発表され、日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳とのこと。
この平均寿命ですが、今年に生まれた子供が平均何年生きれるかを示していて、例えば、今50歳の女性が87.14歳まで生きれるという意味ではない。
50年前に発表された平均寿命は75歳。ということは、残された人生は25年という計算になる。ただ、医療が進歩し、栄養も年ごとによくなってきているので、その年の平均寿命の発表には意味があっても、自分の余命の計算には使えない。
そういう目的には、「平均余命」というのがある。こちらは、ある年齢の人が、その後何年生きられるかという期待値のことで、まさに「あと何年生きられるか」という数値。50歳の女性で38年、男性は32年。
最近よく聞くのが、「健康寿命」。医療・介護なしで過ごせる期間のこと。こちらは、女性が75歳, 男性71歳となっている。
「人生100年時代」という言葉がだんだん広がってきている。実際、日本全国の100歳以上の人数は、1980年で968人、2017年では67,824人とかなりのペースで増加している。
戦争の影響を考慮しないといけないので、簡単に比較できないが、このまま増えれば、2025年には13万3千人、35年は25万6千人くらいになる。
人は誰でも確実に死ぬので、死ぬギリギリまでピンピンしていて、倒れたらコロリと逝くのが理想。「ピンピンコロリ (PPK)」というそうだ。ちなみに、PPKの反対語があるそうで、寝たきりで長く生きるという、「ネンネンコロリ(NNK)」というそうだ。
平均余命と県別の平均寿命はそれぞれ以下の通り。