2015年10月23日金曜日

バック・トゥ・ザ・フューチャーの未来日 2015年10月22日

2015年10月22日の午前8時29分は,映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」(1989年)でタイムマシン「デロリアン」が30年前からやって来る設定日時だった。

映画で出てきたタイムマシンまではないが、ビデオ通話、ホログラフィックディスプレイ、タブレット型コンピュータなど当時は想像でしかなかったものが今はあるようになった。

ところで、「デロリアン」という名前だが、車好きの人は知っていると思うが、1975年ゼネラルモーターズの副社長が、理想の車を作るために会社を辞職し、自ら設立したのがデロリアン・モーター・カンパニー。その名前が由来。

同社で唯一製造された自動車が、「DMC-12」で「デロリアン」の原型。ドアがウイングのように開くカッコイイ車。1981年から1983年までの間に約8000台生産された。映画の第一話が1985年放映なので、制作時にちょうど全盛期と生産終了がきている。

この第一話の映画では、タイムトラベルに「1.21ジゴワット」という莫大な電力が必要ということになって,ラストシーンでは雷を使ってこの電力を得ようとする。

この「ジゴワット」についてだが、本来はギガワットとすべきだったが、共同脚本を担当したボブ・ゲイルのスペルミスで、そのまま使用された。

これ以降、「ジゴワット」はフィクションの世界で架空の単位として使われるようになり、たとえば、フランケンシュタインの起動には1.21ジゴワットの電力が必要などという設定が設けられたりしている。

映画の中で、タイムスリップした2015年に、大リーグの野球チーム「シカゴ・カブス」が優勝するというのが出てくる。映画の予想のように、今年カブスはナショナルリーグ優勝決定シリーズに69年ぶりに出てきた。

ところが、カブスには、「ヤギの呪い」というのが、優勝を阻んでいる。

1945年のワールドシリーズで、カブスの大ファンであるビリー・サイアニスがヤギの「マーフィー」を連れてカブスを観戦に来たが、ヤギの匂いひどいということで入場を断られた。

激怒したビリーは「2度とこの球場でワールドシリーズが行われることはない」と言って球場から去った。これ以来、カブスはワールドシルーズに出場できていない。

映画の予想が正しいか、「ヤギの呪い」が優性か、しばらく話題になっていたが、結果は後者だったようだ。敵チームのメッツのメンバーに「マーフィー」という選手がいて、大活躍したからだ。


バック・トゥ・ザ・フューチャー


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