ここでいうポン酢は、ポン酢に醤油やダシを混ぜた「ポン酢醤油」のこと。狭義には、ポン酢というのは、ダイダイ・ユズ・スダチ・カボスなど柑橘類の果汁に酢酸を加えて味をととのえたもののこと。
「ポン酢醤油」は自分でも作ることができて、醤油7、酢5、ミリン3、鰹だし少々、塩少々、柑橘類の果汁適量でかなり美味しいのができる。しかし、やっぱりプロが長年の経験て作ったものが簡単で美味しい(カモ)。
長年なにも考えず、スーパーで買うポン酢といえば、「ミツカン味ポン」にしていた。店の目立つところに山積みしてあったりして、選択の余地がなかったような気がする。
実は、「ポン酢醤油」の一般普及の始まりは、ミツカン味ポンで、1964年関西でスタートして、50年以上の歴史となっている。
ところが、最近商品棚をよく見てみると、案外種類が並んでいるのに気づく。そこで、いろいろ買ってみて比較して勝手にランキングをつけてみた。
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No.1 「旭ポンズ」
1967年発売の大阪発のポン酢。徳島産のすだち・ゆず・ゆこうの柑橘類の果汁をベースに、利尻昆布や鰹節、乾しいたけのだしで味付けている。酸味、柑橘類の香り、うまみがうまくマッチしていて、おススメ。勝手ながら一番にあげたい。
No.2「ひろたのポンズ」
兵庫県の代表「ポン酢」。兵庫県「五つ星ひょうご」に選ばれている。徳島産の天然すだち果汁を100%使用。個人的には、すだちの酸味が強めで、鍋には最高。うまみは十分ある。
兵庫県の代表「ポン酢」。兵庫県「五つ星ひょうご」に選ばれている。徳島産の天然すだち果汁を100%使用。個人的には、すだちの酸味が強めで、鍋には最高。うまみは十分ある。
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No.3「ポン実」
山口県下関ブランド「赤間醸造」のポン酢。萩市名産の「だいだい」を使っている。他のポン酢と違って、出汁を加えていないので、さっぱりしている。水飴が入っていて、甘めなのが特徴。
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No.4 「紀州の香 特選ゆずポン酢」
和歌山県紀州、ハグルマ(株)のポン酢。紀州産の完熟ゆずの果汁と皮を主に、ゆこう果汁、だいだい果汁を使用。ゆず皮は砂糖漬けにし苦味を取るという手間ひまかけたポン酢。果汁量が多いのか、香りも濃く、酸味が強めで、鍋には最高。
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No.5「かぼすポン酢」
福岡県豊前市の江戸時代から続く浦野醤油のポン酢。大分県産のかぼす果汁を使ったポン酢。かぼすの香りがよい。
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番外「山口の味付けポン酢」
地元山口市の(ヤマコー株)ポン酢。「ポン実」もそうだが、甘めの味付けになっている。地元なので、応援したい。