足指も負けず繊細だと思うかもしれない。例えば、新しい靴になじむのに時間がかかるし、ほんの小さな小石が1コ入っていても、出さないと気持ちが悪かったりする。
ところが、最近の研究で、足指はそれほど敏感でないことが分かってきた。
目を閉じ、他の人に足指を1本つついてもらい、それがどの指だったかを言い当てる実験をした。
意外なことに、実験に参加した人々の中で(一番大きい指の隣にある)第2指を言い当てられなかった人は半数近くに上ったという。
第2、3、4番目の足指のそれぞれの平均正答率は、57%、60%、79%という結果となった。半数近くの被験者が、足の指が1本「欠けている」ような感覚があるという。
意外なことに、実験に参加した人々の中で(一番大きい指の隣にある)第2指を言い当てられなかった人は半数近くに上ったという。
第2、3、4番目の足指のそれぞれの平均正答率は、57%、60%、79%という結果となった。半数近くの被験者が、足の指が1本「欠けている」ような感覚があるという。
一方、手指で同様の実験を行ったところ、ほぼ100%だった。
コンパスなどのような先端の2点で皮膚に触れると、その幅が広いと2点と感じられるが、幅を狭くしていくと1点と感じるようになる(二点弁別活法)。この方法で、手指で幅を測定すると2mm以上離れていると2点に感じられる。
ところが、足指は11mmとだいぶ鈍感になっている。ちなみに、舌先は1mm、一方背中は68mmだ。